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AI開発におけるPoCとは?

2020-04-14

(更新: 2021-03-02)

マネジメント
AI
AI開発
PoC

目次

PoCとは「Proof of Concept」の略で、その意味は文字通り、概念実証と訳されます。具体的には、何か新しいプロジェクト等の試みを行う際、それが本当に実現可能なのか、どれくらいの効果が見込まれるのか、等を技術的に実際の検証を行うことを指します。

試作する前の簡易的なお試し、テストやトライアルと言うと分かりやすいかもしれません。実証実験と呼ばれる場合もありますが、基本的に同義で使われているかと思います。

PoCという概念自体はAIに限らず昔からある

Proof of Conceptという言葉は昔からあり、AI開発における特有の概念ではありません。従来のシステム開発であれば、システムを開発してみないとどのような結果となるか分からない、というケースは多くなかったでしょう。

一方で、AI開発などの新しい技術を用いる際には、プロジェクトの成果による効果や実現可能性等につきどうしても不確実性が高くなります。
そのため、少しずつPoCを行うことにより全体に適応してくようなプロジェクトの進め方が有効であり、積極的なAIへの投資が行われる昨今において、PoCという言葉をよく聞くようになったのであると言えます。

PoCと要件定義のサイクルを回す

システム開発において、これから開発するシステムやソフトウェアはどのような機能が必要なのかを明確に、またどのように実装するのかを決める一連の作業のことを、
要件定義と言います。

AI開発においてもこの要件定義は重要であり、何をするAIを求めているのか、どのように構築するのかを要件定義フェーズにて検討する必要があります。
一方で、AI技術はまだ分からないことも多く、実際に進めてみないと本当に必要な機能が実現できるのか、AIのモデルから高い精度を得ることができるのか分からないということが大半です。
そのため、AI開発の実務においては、本開発に入る前にPoCを行ったうえで、必要に応じて要件定義フェーズにPoCの結果を随時フィードバックし、要件定義を見直すというプロセスが重要となるのです。

PoCの期間の目安

AI開発におけるPoCでは通常2~3カ月から長くて半年程に及ぶことが多いです。
少し長めだなと感じられるかもしれませんが、AI技術の活用は新しい概念であり、本開発に多大なコストをかける前にしっかりとPoCを行うことによって、結局使わない、使えないAIを構築してしまうリスクや、企業にとって予想できないようなトラブルが発生する可能性などを未然に防止することができるため、避けられないプロセスだと認識されています。

PoCで行う主なプロセス

PoCは本開発フェーズに入る前の簡易的なテストであると述べましたが、具体的に何を行うかについては、主に下記の通りです。

  • データ収集
  • データ分析、加工
  • 人工知能開発アルゴリズムの選定、実装
  • AIモデルの実行及び評価

PoCフェーズで得られたモデルの実行結果の評価により、データ収集対象を見直すのか、加工方法を見直すのか、利用するアルゴリズムを見直すのか、そもそもAI要件定義を見直すのか、等の情報へとフィードバックし、PoCを進めていき、最終的な精度の検証へと進めていく形となります。

まとめ:PoCは本開発フェーズに入る前の簡易的なテストだが、最重要プロセスである

なお、実際の開発現場では、PoCはAIベンチャーと連携して行う一方、本導入となった場合はPoCを行ったAIベンチャーとは異なるITベンダーに依頼するという実務が多いとも聞いています。

これは、例えばPoCは若手が運営を行うベンチャーが強い一方で、巨大なシステムに組み込む本導入の際は大手のベンダーのほうが堅実である等のそれぞれの強みがあるからです。

弊社DeepApexでは 「AIは導入しただけでは意味がなく、実業務で利活用されてこそ意味がある」 の信念のもと、PoCだけで終わらせずAIシステムのインテグレーション、業務へのパイロット展開、業務展開及びユーザ教育支援から運用保守まで、ワンストップで対応できることを強みとしております。

AI開発におけるPoCのご用命がありましたら是非何なりとご連絡いただけますと幸いです。

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